織豊興亡史　－今日の話題社（こんにちのわだいしゃ）

HOME	書籍一覧	ご購入	原稿募集	リンク
お問い合わせ

信長・秀吉・家康---謎に包まれたそのルーツを探る

織豊興亡史
――三英傑家系譜考――

早瀬晴夫（はやせはるお）

2,800円
A5判　並製　440頁
ISBN4-87565-508-8



		織田・豊臣・徳川系図の矛盾を抉り軽視される系図研究に一石を投ず！織田家系図に関する詳細綿密な考証に加え、墨俣一夜城伝説の虚妄を明らかにし、秀吉の出自をめぐる謎、九州に潜んだ秀頼の末裔、家康・元康すり替え説など知られざる秘史にも大胆に迫る！・※・※・※・【目次より】第一章　謎の織田系譜――織田家興亡史清洲家、岩倉家、弾正忠家、小田井家、因幡守家、楽田家など錯綜する織田一族諸系図の矛盾を詳細綿密に考証、先人の業績を踏まえ、その復元に挑戦する付論　美濃攻略と川並衆――謎の美濃攻略史信長の美濃攻略に関する通説に疑問を投げ、墨俣一夜城伝説の矛盾に迫る。第二章　謎の豊臣一族――豊臣家興亡史秀吉はたんなる貧農の出身だっだのか？　大政所系図・天瑞院系図など秀吉をめぐる女系系図の分析から、その背後には一般に想像されるよりも複雑な謎が秘めていることを明らかにし、秀頼落胤伝承の謎にも迫る。第三章　謎の家康系譜――徳川家家系譜考新田末裔系図の作為を明らかにし、在原氏、加茂氏系図を紹介。さらに、家康の”ささら者”出身説の謎に迫る。・※・※・※・【本文より】織田家が平家落胤でないことは明白であり、徳川家が新田一族末裔であるといった所説は、学問的には否定されている。それらは両家が権力掌握の過程で改竄した捏造系図にもとずく一家の主張にすぎない。にもかかわらず、いまだに著名な歴史学者が、自分の著書に、江戸期に流布した改竄系図を堂々と掲載し続けているのは理解に苦しむ。かくして改竄系図は各書に転載され、流布し続け、一般読者の誤解を増幅させている。それだけ系図研究が軽視されている証左である。ここに著者は微力ながら、公表された各種系図を照合し、また系図研究の先人の業績を総括しつつ、戦国三英傑の系図の謎に迫ることにした。

早瀬晴夫（はやせはるお）
昭和30年、愛知県生まれ。独学で系図学を学ぶ。論文「前野長康一族と前野氏系図」（『旅とルーツ』日本家系図学会、芳文館出版）、「前野長康と坪内・前野氏系図」（『在野史論』第八集、歴史研究会、新人物往来社）などで、家系研究家としての地歩を確立しつつある。著書に『南朝興亡史（後南朝と熊沢家略記）』がある。
日本家系図学会理事、同扶桑支部長、歴史研究会会員。

早瀬晴夫　他の作品
消された皇統

「扶桑家系研究所」の情報発信サイト
『異聞歴史館』へのリンク